フェアトレードと途上国
先日、フェアトレードについて書きましたが
バングラデシュの事故をもう少し詳しく見ていくと
2013年4月24日、首都ダッカ郊外にある
ラナ・プラザという8階建ての建物が
違法建築だったため
縫製の機械などの重さに耐えきれず
崩壊してしまいました。
その建物には沢山の工場があり
ヨーロッパの有名ブランドの商品も作っていて
3000人以上の人々が働いていていました。
1000人以上が死亡し、1500人以上が負傷、
死亡者の中には子供もいたそうです。
この事件を受けて作られたのが、
発展途上国の繊維工場の現状を描いた
「ザ・トゥルー・コスト」
という映画です。
映画の監督自身、
バングラデシュの事故を知るまで
自分の着ている服が
どうやって作られたか
考えもしなかったそうです。
バングラデシュだけではなく、
インドやカンボジアなどでは
低賃金での長時間労働や
劣悪な労働環境、
化学染料や漂白剤を
たれ流す事で起きる環境汚染、
コットン農家の
農薬の影響による病気
工場で働く労働者が賃金値上げのデモをすると
警察に発砲されて制圧されたり
メーカーに
「この値段で作れないなら他の工場で作る」
と言われて、メーカーの安い言い値で商品を作ってしまう。
さらには環境汚染された川で子供が遊んだり
その川の魚を食べたりすることによって
さらなる病気が発生するという現状があります。
こういった現状を少しでもなくすために、
少しでも多くの人がこの現状を知り、
フェアトレードやGOTSなどの製品を買う
という選択肢を持ってもらえるといいですね。
自分の使うお金の行き先はどこ?
とちょっと考えてみるのもいいかもしれません。
私がインドでGOTS認定のある
オーガニックコットンの商品を作っているのも、
10年以上前からインドに通っていて、
大好きなインドで
何か私にもできる事はないかと思って始めたのも
一つの理由です。
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